

Chinese Tea Lesson Course
悠久の歴史と香りを楽しむひととき
中国茶の世界へご案内します。本講座では、緑茶、紅茶、烏龍茶など多彩な中国茶の種類や、それぞれの特徴、歴史的背景を学びます。さらに、美味しいお茶を淹れるための技術や作法も丁寧に指導いたします。実際に茶葉に触れ、香りや味わいを体験しながら、心身ともにリラックスできる時間を提供します。初心者の方から愛好家の方まで、幅広くご参加いただける内容となっております。
中国茶講座では、下記の講座をご用意しております。
見学は随時行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
Chinese Tea Lesson Course
中国茶講座一覧
Welcome to Chinese Tea World
広く深い中国茶の世界へ
中国茶は、悠久の歴史と広大な大地に育まれた文化そのものです。種類は緑茶、紅茶、烏龍茶、白茶、黒茶、黄茶と多岐にわたり、それぞれが独自の風味と香りを持っています。日本ではあまり馴染みのないお茶も多く、魅力あふれる新たな味覚体験が待っています。
お茶の色や香り、味わいだけでなく、中国茶には茶器を使った淹れ方やその作法、歴史的背景にいたるまで奥深い楽しみ方があります。中国では「茶は人生の一部」と考えられ、癒しや健康をもたらす存在として人々に親しまれてきました。
当講座では、初心者の方から愛好家の方まで幅広く参加いただけるよう、中国茶の基礎からその魅力の奥深さまで丁寧にお伝えします。ぜひこの機会に、中国茶の香り豊かな世界へ足を踏み入れてみませんか?

中国茶とは
中国の長い歴史と広い大地に育まれた中国茶は、実に種類が豊富で、日本では流通していないお茶も数多く含まれています。製法方法を茶葉の生成製法に応じて異なり、色・味・香りはもちろん、淹れ方や茶器・茶葉の違いで楽しみ方も多彩です。
中国ではお茶を「七つの必需品」として、生活に深く関わり親しまれてきました。知れば知るほど奥が深く、さらにその魅力を発見できる世界です。
茶葉は基本的には、主にカメリア・シネンシスというツバキ科の木です。お茶の種類の違いは主に製造過程によって異なります。すべての中国茶は乾燥させて生成していますが、発酵段階における様々な技術により、緑茶、白茶、黄茶、青茶(ウーロン茶)、紅茶、黒茶に分かれます。
その種類や時代の流れ、トレンドなどによって飲み方(ポット形式、カップ式など)などが進化をとげています。
現在、中国茶の銘柄は生産地を基本として、多彩な手法で広められていますが、製法によって大きく下記の6種類分類されます。

製法:緑茶は「不発酵茶」と呼ばれ、発酵を行わないことで、茶葉の新鮮さや本来の香り・味わいを保つお茶です。茶葉が摘み取られた直後から速やかに加熱することで、発酵を完全に防ぎます。 特徴:中国でも緑茶はもっともポピュラーで、中国全土で消費される中国茶全体の消費量の7~8割が緑茶です。新鮮な緑色が特徴で、爽やかな香りを楽しむことができ、渋味と旨味が調和した軽やかな味わいが特長です。緑茶に含まれるカテキン(渋味成分)は、健康効果でも注目されています。ビタミンCやカフェイン、アミノ酸(テアニン)が豊富で、リラックス効果や抗酸化作用が期待されます。高温多湿や光に弱いため、密閉容器で保存することで風味を保つことができます。日本の煎茶も緑茶に分類され、中国の名茶「龍井茶(ロンジン茶)」や「碧螺春(ビロウシュン)」が代表的です。

製法:白茶は「微発酵茶」に分類されるため、発酵度は10~20%程度とされています。すべての工程を最低限に抑えた軽い発酵茶です。揉み込む工程がないため、発酵がゆっくり進みます。 特徴:茶葉は銀白色の細い毛が覆い、見た目が美しく、優雅で繊細な香りが特徴です。抽出後の茶水は淡い黄色または薄金色。自然乾燥のため、ナチュラルで草花のような香りを持ち、柔らかでまろやかな味わいで、渋味が少なく、ほんのり甘みを感じるます。「陳年白茶」として保存性が高く、長期保存することで風味が熟成し、価値が高まります。3年以上保存した白茶は薬用効果があるとされることも。ポリフェノールやアミノ酸が豊富で、抗酸化作用や美容効果、解熱・解毒効果があるとされています。 「白毫銀針(バイハオインジェン)」や「白牡丹(バイムータン)」が代表的です。

製法:黄茶は「軽発酵茶」に分類され、発酵度は10~20%程度です。発酵時間は特別な「悶黄」という工程で数時間から2日程度かけてじっくりと行われます。緑茶と比べると発酵が進みますが、烏龍茶や紅茶ほどはありません。製造量が年に数百キロ程度なため、六大茶類の中でももっとも貴重品です。 特徴:中国の源氏物語「紅楼夢」にも登場する歴史の古いお茶で、四川省の「蒙頂黄芽茶」は2千年前に存在していたと伝えられています。茶葉は黄色味を帯び、抽出された茶水も澄んだ金黄色。穏やかで上品な香りで、緑茶ほど青々しさが強くなく、ほのかに甘い香りを感じます。口当たりが柔らかく、まろやかで苦味や渋味が少なく、軽い発酵によって甘みが引き立ちます。 緑茶と同様にカテキンやビタミンが含まれていますが、黄茶独自の製法により胃に優しく、消化を助ける効果があるといわれています。「君山銀針(ジュンシャンインジェン)」が代表的です。

製法:青茶は「半発酵茶」に分類され、発酵度が15~70%程度で、発酵時間は数時間から1日程度とされています。茶葉が発酵過程で銀青色になるため「青茶」と呼ばれています。ウーロン茶と呼ばれる理由は、色が烏のように黒く、揉み込まれた茶葉の形状が龍の姿に似ているからとも言われるからです。 特徴:最大の魅力は、花や果実を思わせる華やかな香り。中国茶の世界では「香りを聞く」と言いますが、特に青茶は聞香茶と呼ばれる香りを嗅ぐだけの作法があるほど。緑茶のような爽やかさと紅茶のようなコクの両方を楽しめます。 ポリフェノールの含有が多く、脂肪の分解を助ける作用があるとされており、生活習慣病の予防やダイエットに適していると人気です。また、リラックス効果や老化防止効果も期待されています。「鉄観音(テッカンノン)」や「大紅袍(ダーホンパオ)」などが有名です。

製法:紅茶は完全発酵茶に分類され、茶葉を完全に酸化させることによって、独特の深みのある味わいと濃い赤褐色の茶液が生まれます。発酵度は100%に達し、発酵時間は2~3時間程度が一般的です。 特徴:発酵によって生成される芳醇な香りが特徴で、柑橘系、花のような香り、スモーキーな香りなど、産地によって異なります。世界でも様々な産地がありますが、中国産はインドやスリランカ産に比べタンニンが少なく、渋みも少ないのが特徴です。 中国式紅茶の飲み方は、「清飲法」と言い、茶葉を細かく刻まず、色と香りをそのまま楽しみます。反対にイギリス式は、「調飲法」と言い、刻まれた茶葉にお湯を注ぎ、ミルクや砂糖を入れて好みの味付けをして飲みます。イギリス式のルーツも中国茶にあり、17世紀にイギリスに輸出されたことに始まります。豊富なポリフェノールで、老化防止や免疫力向上が、紅茶に含まれるテアフラビンが血液循環向上、紅茶特有の香りと適度なカフェイン量がストレス緩和に役立ちます。



工芸茶(こうげいちゃ)とは、中国茶の中でも芸術性を重視して作られた特別なお茶のことです。一般的に、緑茶や白茶などの茶葉を主材料とし、そこに食用可能な花(ジャスミン、カーネーション、菊など)を組み合わせて球状や花束のような形に手作業で仕上げられています。「工芸」と名前がついているように、茶葉と花を用いた一種の工芸作品であり、淹れるとその形が開いて美しい花のような姿が現れます。 工芸茶は、見た目の芸術性、手作業による制作、茶葉と花の融合、健康効果など様々な特徴を持っているため、視覚、味覚、嗅覚を同時に楽しめる非常にユニークなお茶です。特別なひとときを演出するアイテムとしても魅力的です。 百合仙子(ひゃくごうせんし)、千日紅開花(せんにちこうかいか)、茉莉花球(まつりはなきゅう)などが代表的です。

製法:緑茶は「不発酵茶」と呼ばれ、発酵を行わないことで、茶葉の新鮮さや本来の香り・味わいを保つお茶です。茶葉が摘み取られた直後から速やかに加熱することで、発酵を完全に防ぎます。
特徴:中国でも緑茶はもっともポピュラーで、中国全土で消費される中国茶全体の消費量の7~8割が緑茶です。新鮮な緑色が特徴で、爽やかな香りを楽しむことができ、渋味と旨味が調和した軽やかな味わいが特長です。緑茶に含まれるカテキン(渋味成分)は、健康効果でも注目されています。ビタミンCやカフェイン、アミノ酸(テアニン)が豊富で、リラックス効果や抗酸化作用が期待されます。高温多湿や光に弱いため、密閉容器で保存することで風味を保つことができます。日本の煎茶も緑茶に分類され、中国の名茶「龍井茶(ロンジン茶)」や「碧螺春(ビロウシュン)」が代表的です。

製法:白茶は「微発酵茶」に分類されるため、発酵度は10~20%程度とされています。すべての工程を最低限に抑えた軽い発酵茶です。揉み込む工程がないため、発酵がゆっくり進みます。
特徴:茶葉は銀白色の細い毛が覆い、見た目が美しく、優雅で繊細な香りが特徴です。抽出後の茶水は淡い黄色または薄金色。自然乾燥のため、ナチュラルで草花のような香りを持ち、柔らかでまろやかな味わいで、渋味が少なく、ほんのり甘みを感じるます。「陳年白茶」として保存性が高く、長期保存することで風味が熟成し、価値が高まります。3年以上保存した白茶は薬用効果があるとされることも。ポリフェノールやアミノ酸が豊富で、抗酸化作用や美容効果、解熱・解毒効果があるとされています。
「白毫銀針(バイハオインジェン)」や「白牡丹(バイムータン)」が代表的です。

製法:黄茶は「軽発酵茶」に分類され、発酵度は10~20%程度です。発酵時間は特別な「悶黄」という工程で数時間から2日程度かけてじっくりと行われます。緑茶と比べると発酵が進みますが、烏龍茶や紅茶ほどはありません。製造量が年に数百キロ程度なため、六大茶類の中でももっとも貴重品です。
特徴:中国の源氏物語「紅楼夢」にも登場する歴史の古いお茶で、四川省の「蒙頂黄芽茶」は2千年前に存在していたと伝えられています。茶葉は黄色味を帯び、抽出された茶水も澄んだ金黄色。穏やかで上品な香りで、緑茶ほど青々しさが強くなく、ほのかに甘い香りを感じます。口当たりが柔らかく、まろやかで苦味や渋味が少なく、軽い発酵によって甘みが引き立ちます。
緑茶と同様にカテキンやビタミンが含まれていますが、黄茶独自の製法により胃に優しく、消化を助ける効果があるといわれています。「君山銀針(ジュンシャンインジェン)」が代表的です。

製法:青茶は「半発酵茶」に分類され、発酵度が15~70%程度で、発酵時間は数時間から1日程度とされています。茶葉が発酵過程で銀青色になるため「青茶」と呼ばれています。ウーロン茶と呼ばれる理由は、色が烏のように黒く、揉み込まれた茶葉の形状が龍の姿に似ているからとも言われるからです。
特徴:最大の魅力は、花や果実を思わせる華やかな香り。中国茶の世界では「香りを聞く」と言いますが、特に青茶は聞香茶と呼ばれる香りを嗅ぐだけの作法があるほど。緑茶のような爽やかさと紅茶のようなコクの両方を楽しめます。
ポリフェノールの含有が多く、脂肪の分解を助ける作用があるとされており、生活習慣病の予防やダイエットに適していると人気です。また、リラックス効果や老化防止効果も期待されています。「鉄観音(テッカンノン)」や「大紅袍(ダーホンパオ)」などが有名です。

製法:紅茶は完全発酵茶に分類され、茶葉を完全に酸化させることによって、独特の深みのある味わいと濃い赤褐色の茶液が生まれます。発酵度は100%に達し、発酵時間は2~3時間程度が一般的です。
特徴:発酵によって生成される芳醇な香りが特徴で、柑橘系、花のような香り、スモーキーな香りなど、産地によって異なります。世界でも様々な産地がありますが、中国産はインドやスリランカ産に比べタンニンが少なく、渋みも少ないのが特徴です。
中国式紅茶の飲み方は、「清飲法」と言い、茶葉を細かく刻まず、色と香りをそのまま楽しみます。反対にイギリス式は、「調飲法」と言い、刻まれた茶葉にお湯を注ぎ、ミルクや砂糖を入れて好みの味付けをして飲みます。イギリス式のルーツも中国茶にあり、17世紀にイギリスに輸出されたことに始まります。豊富なポリフェノールで、老化防止や免疫力向上が、紅茶に含まれるテアフラビンが血液循環向上、紅茶特有の香りと適度なカフェイン量がストレス緩和に役立ちます。

製法:黒茶は「後発酵茶(発酵熟成茶)」に分類され、茶葉そのものの発酵酵素の働きではなく、微生物を作用させてつくります。初期の発酵(渥堆工程)は数週間~数ヶ月かかり、熟成期間は数年~数十年にわたる場合もあります
特徴:熟成による独特の「熟香(じゅくこう)」が特徴です。土や木、古い木箱を連想させる深い香りがします。渋みが少なく、まろやかで濃厚な味わい。熟成が進むとさらにまろやかで甘みが増し、飲みやすくなります。
消化促進、コレステロール低下、整腸作用、抗酸化作用など様々な健康効果があるとされています。黒茶の代表例として、普洱茶(プーアル茶)が有名で、時間をかけるほど風味が深くなり、価値が上がります。
Extra tea
その他のお茶

茶外茶(ちゃがいちゃ)とは、厳密には茶葉以外の植物を使ったお茶のことを指します。一般的な「中国茶(緑茶、白茶、黄茶、青茶、紅茶、黒茶)」はすべてカメリア・シネンシスという茶樹の葉から作られますが、茶外茶はそれ以外の植物や花、果実、薬草などを主原料として作られます。
一般的に茶外茶は発酵を必要とせず、乾燥させた原料をそのまま使用します。そのため、植物本来の香りや風味が生かされます。
また、茶外茶は嗜好品としてだけでなく、健康や薬効を目的とした薬膳の一環として飲まれることもあります。
菊花茶、ナツメ茶、ジャスミン茶、レモングラス茶などが代表的な茶外茶で、伝統的な中国茶に比べると「お茶」としての定義がやや広いですが、その自由な発想と健康志向から、現代でも非常に人気が高まっています。健康や気分に合わせて選べるのが魅力です。

工芸茶(こうげいちゃ)とは、中国茶の中でも芸術性を重視して作られた特別なお茶のことです。一般的に、緑茶や白茶などの茶葉を主材料とし、そこに食用可能な花(ジャスミン、カーネーション、菊など)を組み合わせて球状や花束のような形に手作業で仕上げられています。「工芸」と名前がついているように、茶葉と花を用いた一種の工芸作品であり、淹れるとその形が開いて美しい花のような姿が現れます。
工芸茶は、見た目の芸術性、手作業による制作、茶葉と花の融合、健康効果など様々な特徴を持っているため、視覚、味覚、嗅覚を同時に楽しめる非常にユニークなお茶です。特別なひとときを演出するアイテムとしても魅力的です。
百合仙子(ひゃくごうせんし)、千日紅開花(せんにちこうかいか)、茉莉花球(まつりはなきゅう)などが代表的です。
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