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世界お茶まつり2025:中国茶エリア『千年茶源・茶合天下』で静岡と浙江の茶縁を再び

2025年10月23日から26日まで、静岡市のグランシップ(静岡県コンベンションアーツセンター)で開催される「世界お茶まつり2025」に、中国茶エリア『千年茶源・茶合天下』が出展されます。会場は1階大ホール「海」と6階交流ホールです。

この企画は、日本浙江総商会と静岡県日中友好協議会が主催し、浙江省農業農村庁や中華全国供銷合作総社杭州茶葉研究所が後援、静岡県が協力しています。

静岡県と中国・浙江省は、ともに茶の名産地として知られ、43年以上にわたり友好交流関係を築いてきました。今回の展示では、両地域の歴史的・文化的なつながりを紹介するとともに、さらなる交流の深化を目指します。

テーマは「千年茶源・茶合天下」。お茶を通じた国際交流と文化外交を目的に、浙江省の多彩な茶文化を静岡から発信します。お茶が国境を越えて人々を結ぶ「共通言語」であることを、会場で体感できるでしょう。


展示内容

6階交流ホールでは、次の2つのエリアが設けられています。

  • 歴史溯源区
    浙江と静岡の長い歴史的つながりを再現。宋代、聖一国師が径山寺から日本へ伝えた点茶も披露され、来場者は実際に体験することができます。

  • 六大茶類体験区
    中国の六大茶類(緑茶・白茶・黄茶・青茶・紅茶・黒茶)の製造工程や茶葉の展示、品飲体験を通じて、静岡茶との違いや共通点を味わうことができます。



1階大ホール「海」では、次の4つのブースが設置されます。

  • 天台山雲霧茶

  • 雲南冷泡茶

  • 浙江名品茶

  • 漢方養生茶

浙江・雲南・福建など各地の代表的な銘茶を通じて、中国茶の多彩な魅力を体感できます。

今年は浙江省から出品された6銘柄の茶が「世界緑茶コンテスト」に出品され、そのうち4銘柄が最高金賞を受賞しました。

主催者は「静岡と浙江の茶文化を比較体験することで、静岡の魅力を再発見し、国際的な茶文化交流の拠点として世界に発信したい」と話しています。



まとめ

お茶を通じた国際交流と文化体験を一度に楽しめる『千年茶源・茶合天下』。
静岡と浙江、それぞれの茶文化の香りと味わいを、ぜひ会場で体感してみてください。

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