雅文化学院

春の訪れを祝う日中交流

在日中国大使館「国際女性デー招待会」&「春分茶会」開催レポート

2024年3月20日、東京・元赤坂の在日中国大使館にて、「国際女性デー招待会」と「春分茶会」が開催されました。会場には、日本の政財界、文化界から多くの女性リーダーをはじめ、各国駐日大使館の女性外交官など、約400名が参加。華やかでありながらも、和やかな雰囲気に包まれた国際交流のひとときとなりました。

季節の節目に、女性たちをたたえる

このイベントは、3月8日の「国際女性デー」にあわせて行われたもので、今年は中国の二十四節気のひとつ「春分」と重なったことから、“春の訪れと女性の活躍を共に祝う”というテーマで開催されました。

呉江浩・駐日中国大使は、「中国では女性が社会のあらゆる分野で力強く活躍しており、日中関係の発展にも大きな貢献をしてきました」と語り、両国の女性の対話と協力の深化に期待を寄せました。

また、丁玥・大使夫人は「春分は、生命の息吹と希望を象徴する日。今日という日に、皆さまと共に女性たちをたたえる時間を持てたことを嬉しく思います」と述べ、日本と中国が共に女性の社会参加を後押ししていることにも触れました。

茶文化がつなぐ心と心

会の後半では、中国と日本に共通する伝統文化「お茶」をテーマにした“春分茶会”が開催されました。
雅文化学院の専門茶芸師たちが登場し、西湖龍井(ろんじん)、ミルクティー、目と肝にやさしい薬膳茶、熟成白茶の4種を提供。それぞれ異なる香りや淹れ方が披露され、ゲストたちは興味深く味わっていました。

中でも注目を集めたのは、宋代(そうだい)の「点茶(てんちゃ)」の再現パフォーマンス。千年を超える伝統を今に伝えるその優雅な所作に、会場からは感嘆の声が上がっていました。

枠を超えてつながる、女性の力

日本側からは、岸田文雄首相の夫人・岸田裕子氏をはじめ、福島瑞穂氏(社民党党首)、山東昭子氏(前参議院議長)、阿部俊子氏(文部科学副大臣)などが出席。岸田夫人は、「中国の女性たちのエネルギーに感銘を受けた経験があり、女性同士の交流は今後ますます重要になるでしょう」と語りました。

今年の国際女性デーのテーマは「女性への投資、進歩の加速」。日中両国の女性が手を携え、共に学び、共に未来を築くことの大切さが、改めて感じられるイベントとなりました。

※本イベントの模様は、新華社通信や人民日報をはじめ、日本の主要メディア(共同通信、朝日新聞など)でも報道されました。

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